吹稲のブログ

日々の生活を少し豊かにするために

本牧海釣り施設 釣果集計2022(マダイ)

こんにちは。

 

まだ寒い日が続きますね。

海の中もまだまだ冬ですが、これから暖かくなるにつれて、いろんなお魚の活性アップが楽しみです。

 

一足早く、春のお魚の様子を見てみましょう。

 

マダイは春になるとショアからでも狙えるターゲットのようですが、これまでの実績はどんなかんじでしょうか。

本牧海釣り施設 マダイ


※左軸と縦棒が匹、右軸と折れ線が水温です

 

うーん、、、 2021年は結構釣れていたようですが、2022年は厳しいですね。

次期は4月から、水温は15度くらいから釣れ始め、20度くらいまでがメインでしょうか。

陸の上と比べて、海の中は春の訪れがちょっと遅めなのかもしれません。

 

本牧海釣り施設 マダイ

※釣れた匹数を、サイトの釣果情報にある「天気」の日数で割ったものです

 

潮回りでみてみると、小潮以外はそこまで変わらない感じでしょうか。

若潮が飛び出ているのですが、日数がすくないので、偶然その日に釣れていただけなのかもしれません。

 

2023年は期待したいですね。

 

それでは。

 

本牧海釣り施設 釣果集計2022(ブリ・ワラサ・イナダ)

さいきん釣りに夢中になっています。

神奈川県には、とっても大きな海釣り施設があり、売店やトイレも完備されているのでお気軽に釣りを楽しむことができます。

 

本牧海釣り施設のサイトでは、毎日釣果情報が更新されていて、この冬はブリやワラサがたびたび釣りあげられているみたいでした。

 

そこで、水温とブリやワラサの釣果とをグラフにして観察してみました。

 

※左軸と縦棒が匹、右軸と折れ線が水温です

 

ブリとワラサとイナダの合計値になっています。

 

眺めてみると、2022年も2021年も10月半ば(水温でいうと18℃くらい)から数が出始めていますね。 うらやましい。。。

 

さらに詳しく、潮回りとの関係をみてみると。

※釣れた匹数を、サイトの釣果情報にある「天気」の日数で割ったものです

 

回遊魚なので、潮の大きく動く大潮の日がよいのかと思っていましたが、2022年は若潮の方が釣果がよいようです。

潮が緩い方がベイトフィッシュが岸に居つきやすくなるのでしょうか、、 意外な結果でした。

 

早く暖かくなって、もっと釣りにいけるといいな。

 

それでは。

 

不道徳教育講座 読書感想

不道徳教育講座(三島由紀夫 著)

~清廉潔白な人ってホントなの?! 不道徳も悪いもんじゃないよ! 時代を超えても共感できる本当の道徳教育?!~

 

 こんにちは吹稲です。

 

 今回はたまたま図書館で通りすがりに見つけた本です。

 

不道徳教育講座 (角川文庫)

不道徳教育講座 (角川文庫)

 

 

 「潮騒」や「金閣寺」を著した方とは知っていましたが、これまで三島由紀夫の作品は全く読んだことがなかったのに手に取ってみた理由はタイトルが珍しかったからです。。

 

 著者は小学校時代から雑誌に詩や俳句を投稿するなど幼少からその才能の片鱗を見せていたようで、東京大学卒業後は大蔵省に勤務する勝ち組エリート。ですが文学への夢を追うため大蔵省を退職し、「仮面の告白」や「潮騒」等たくさんの作品を生み出しているところは、やっぱり私とは全然違う能力・才能があるのだろうと思わされます(私と比較するのも失礼なのですが、、)

 

 今回の「不道徳教育講座」は著者の随筆のような短編のお話がいくつも書かれており、一見すると世間の常識から異なる不道徳な行いも、よくよく考えてみればそんなに悪いことばかりではなく、逆に道徳的で潔癖なほうが人間としてよろしくなく、2つや3つ不道徳するくらいが丁度いい、という逆説的な視点から ”教師を内心バカにすべし”とか”大いにウソをつくべし”など、著者なりのウィットに富んだ文章で書かれています。

 ”できるだけ自惚れよ”の話では、「自惚れ屋の長所は、見栄ん坊に比べて、ずっと哀れっぽくないことです」、「自惚れ屋は何でもかんでもじぶんが持っていると信じているんだから、陽性です」と、著者なりに己惚れることはそんなに悪いことじゃなく、見栄っ張りより全然いいよという理屈が妙に面白さを醸し出します。

 

 ”罪は人になすりつけるべし”では、子供の喧嘩で親が出るとき「うちの子は本当にしょうがありませんで、申し訳ありません」(と言って予定調和的に喧嘩事がうやむやになる)というのに対して西洋では「うちの子に限って、決してそんな悪いことはしない」とうところから、日本人から見れば西洋人は不道徳だし、西洋人から見れば日本人もむしろ一種の不道徳なんじゃないのと、タイトルからは想像できない内容で、日本人と西洋人、どっちがズルい?を面白く書いています。

 

 著者の三島由紀夫さん、1970年に自衛隊の市谷駐屯地で自刃します。その時代背景から彼なりの思想のもとでの行動なのだと思います。

 著者の没後50年以上たっていますが、本書の中に出てくる言葉には「この頃の政府のように、しょっちゅう公約を破ってばかり」、「この頃は親が子を殺したり、子が親を殺したり、物騒な世の中」、「現代は個人主義の時代かとおもうと、案外、家族兄弟の結束の固い時代で」とか言った具合に、令和の現在でも通用するフレーズが出てきます。

 古き良き時代、なんて言葉もありますけど、当時は当時で案外今と変わらない悩みの種があったのかなと想像するとちょっと面白く、また、それがゆえに50年たった今でも本書の愉しさが色あせないのだろうと思います。三島由紀夫ってすごい。

 

それではごきげんよう

 

 

 

 

 

 

デジタルゴールド -ビットコイン、その知られざる物語- の読書感想

デジタルゴールド -ビットコイン、その知られざる物語- の読書感想

ビットコイン黎明期に活躍した者の人間ドラマ その思想背景や信念・ロマンから、投資家たちとの関わり、そして現在に至るまで~

 

こんにちは、吹稲です。

 

今回読んだ本はコレ 

 

 ナサニエル・ポッパーさんの著作で、土方奈美さんの訳です。

 

 ビットコインの誕生から数年間の激動の歴史が、多くの登場人物とともに表情豊かにつづられています。

 

 物語は2009年から始まります。オンライン上のコミュニティに"サトシ・ナカモト"がビットコインのアイデアを書き込みます。
 これを見た"ハル・フィニー"が、実際にプログラムを作ってみたらと提案したことでビットコインが産声をあげます。
 

 時代背景としては、2008年9月のリーマンショックで記憶される、米国発の金融危機が世界を襲ってすぐの不安定な時期で、政府主導の大手金融機関救済や、中央銀行の資産購入によるドルのバラマキに反対する自由主義者たちの声が高まりつつありました。

 

 "サトシ"のプログラムはブロックチェーンと呼ばれる技術を用いた分散型台帳を使い、中央集権的な管理者が存在せず、匿名で自由に送金可能で、発行数は2100万コインを上限とするなど画期的なものでした。
 
 ビットコイン誕生当時はイデオロギープログラマーたちをビットコイン開発に駆り立てます。そのイデオロギーとは、匿名性による中央政府からの解放、旧態依然とした金融機関が徴収する送金手数料撤廃、中央銀行によるドルのバラマキによる通貨価値棄損の回避など、自由主義者たちの主張とマッチするものでした。

 

 しかし、ビットコインが徐々にプログラマーたちの間で認知されてくると、ビットコインの匿名性を利用したドラッグ販売を行うサイトや、ビットコインを手にしたい人に向けた取引所を運営するサイトなどが現れてきます。

 

 こうしてシリコンバレーの投資家や既存の金融機関も巻き込み産業として発展していったビットコインですが、取引所による顧客の集中管理や、当局との協調など、当初のイデオロギーとは異なる方向へ進んでいきます。

 

 もちろん、本書の中ではアルゼンチン(過去にデフォルト経験のある国家)の例に触れ、自国通貨のハイパーインフレや政府の為替管理強化に苦しむ国民に対して、価値の保存や自由な決済を提供する状況も描かれています。


 日本人の私としては、2013年のマウントゴックス事件が印象に残っていて、当時世界最大のビットコイン取引所であったマウントゴックスにハッカーが侵入し、大量のビットコインが消失した事件で、フランス人の"マルク・カルプレス"が日本語で会見をしていたのを思い出します。
 本書では、世界最大の取引所がなぜ東京・渋谷に存在し、フランス人が経営することになっていたのかの経緯も綴られています。


 この本は、ビットコインが誕生する背景となる思想や、ブロックチェーン技術の優位性を交えながら、激動の時代を駆け抜けた人々の物語ですので、プログラムの知識がないわたしでも、激動の世界に飲み込まれることができました!

 

 現在は1枚が500万円を超える状況で、ネットでも投資(投機?)の対象として見られがちなビットコインですが、本書を読んだ後はその見方も少し変わり、ビットコイン(またはブロックチェーン等の新しいテクノロジー)が切り開く未来を想像すると、現在の仮想通貨市場はバブルではなく、まだまだ発展途上なのではと思わされました。


それでは、ごきげんよう

 

 

 

さまよう刃(東野圭吾)の読書感想

さまよう刃東野圭吾)の読書感想

~未成年の加害者を守る少年法と被害者の葛藤 そんな社会を作り出しているのは、、~

 

株価もビットコインも関係のない話題です。

 

東野圭吾さんの「さまよう刃」を読みました!

 

さまよう刃 (角川文庫)

さまよう刃 (角川文庫)

  • 作者:東野 圭吾
  • 発売日: 2008/05/24
  • メディア: 文庫
 

 

あらすじは、、

長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える―。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。”

 

なんとも重苦しそうな内容。。

 

でも、数々の作品を世に出している方なので、きっと面白いはず!! と思って手に取りました。

 

結果。。

 

とても面白かった。

 

作品の中では主人公が”さまよう刃”として、娘の復讐を果たすため、いろいろな人とかかわりながら、自身も警察に追跡されながら、犯人を追い詰めます。

 

でも、最後まで読むと、”さまよう刃”は主人公だけではないことに気づかされます。

 

そして、人間が”さまよう刃”となってしまうのは、この社会のせいなのか、法律のせいなのか、人々が無関心なせいなのか、、、

 

主人公が”可能性”としてどの人にも存在し、それが具現化したのが自分だと考え至る部分は、読んでいて身震いがしました。

 

初版が平成20年、当時は初めて日本でiPhoneが発売された頃なので、描写の中には今のスマホとは違う携帯電話、VHSビデオなど、最近見かけない機器もでてきて、今ならもっと簡単に警察がつかまれられるのかな。。と、思う部分もあります。

 

しかし!! そんな時代背景をさっぴいても、とても面白いのでお勧めです。

 

それでは。

 

 

ブログ始め

コロナウイルスやオリンピックとか、、、あまり良い話題がないこの頃。。

その一方で、堅調な株価やビットコインの上昇の話題をよく耳にします。

自分自身がしっかりしないといけないと思い、生活を(将来的に)豊かにできるように、普段はもやもやっとまとまりなく思いつく私の考えをまとめたり、振り返ったりできるようなブログにしていくつもりです。